2009'08.29 (Sat)
夜間登山 9合目からのご来光
深夜1時、3200M、8合目白雲荘を出発、深夜なのに、たくさんの人が
山頂を目指して登っています。
睡眠も取らずに、徹夜で山頂まで登るのは、さすがに無謀ですね~。
我ながらそう思いますが、もうしょうがありません。
8合目を過ぎ、振り返って下を見ると、延々と登山者の列が光って見えます。
夕方には、木星が一番星として大きく輝いていましたが、この時間、プレアデスが
美しくその姿を見せ、私たちの後ろから光を注いでいます。
オリオン座が地平線から上がって来る頃、私たち3人はふたつの道に分かれました。
というのは、やはり、一睡もしなかった私は、体力の限界を感じ、途中、本8合目の
山小屋の外のベンチで、少し休むことにしたのです。
ただでさえ人が多く、登山道の合流もあり、渋滞も予測される9合目から上。
2人は、私と離れて先に山頂を目指すことに。
ここから、また、単独登山になりました。少し休んだ私は、体調も回復し、また
少しずつ上を目指して上がって行きました。
しかし、ひとりになったこともあって、今年は、山頂に行かず、9合目からご来光を
見ることにしました。体力的にも時間的にも、ベストな選択をしようと思ったのです。
すでに気温は10℃を切る、深夜の富士。寒い風が吹いてきます。
ちょうど、ご来光を拝むには良い場所があり、そこに座って夜明けを待ちます。
腰を落ち着けて、ご来光の方向、東を向いて撮った写真には、たまゆらが
写っていました。
ここでうっすらと夜が明けるのを待ちます。
眼下には地上の山々が雲海の中から顔を出し、なんだか高天原を見るようです。
神々しい光が、富士山と周辺の景色を照らし始めました。
そして午前5時を過ぎたころ、美しい太陽が顔を出しました。ご来光です。
霊峰富士から見るご来光は、やはり下界とはひと味もふた味も違います。
今年は特に、そのエネルギーの変化はめまぐるしく、ご来光の瞬間には
私たち人類に対する、おおいなるメッセージが現れていました。
しばし、ご来光に没頭。しかし、まだまだ山頂まで、渋滞を越えて登る行が
残されています。
まずは、この美しさを身体いっぱいに受けてエネルギーを補給し、いよいよ
山頂を目指します。
今日もご覧いただき、ありがとうございます。
訪れて頂いたみなさんに幸せの光が降り注ぎますように。
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ありがとうございます。
ぜひ、一度はどうぞ~。
私は、下りて来た瞬間は、もう当分いいや~、という気になりますけど、
1ヶ月もするとまた登ろうと思います。
あ~、もう酒やめた!っていう人とおんなじ感じですね。