2010'03.29 (Mon)
姿を変える霊峰富士

古くから、霊峰富士と呼ばれる富士山。
そこには、神が宿り、日本の山岳信仰の中心でもあります。
夜明けを待つと、そこには朝日に染まった、朝焼けの富士がありました。

陽が上ると、周囲は雲ひとつなく、富士はその姿を青空のキャンバスに
浮かべていました。
富士は、長い歴史の中で何度も噴火を繰り返し、溶岩が流れ、このような
美しい稜線の成層火山となりました。
富士の山頂には、黄色、赤、黒、3色の溶岩があります。

午後の富士は太陽とのコントラストで、そのシルエットは神々しさを一層
引き立たせてくれました。
日本の象徴、霊峰富士。日本に生れて良かったな、と思える自然の美しさ。
桜の開花が始まった3月の末、今日の箱根は「雪」だということです。
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2009'09.01 (Tue)
登頂成功、そして夜明けの意味するもの
富士に100回以上登ったことのあるベテランでも、「富士は何度も登ったから
楽になる、ということは絶対にない」 というほど、やはり大変な山なんです。
まさに日本一!霊峰富士。
あそこが頂上か~、と思えばまだ八合目。
次が頂上か~、と思えば、まだ本八合目。
あれこそ頂上か!! と思えば、九合目。
そんなこんなの繰り返し。
頂上が見えない上に、ホッとしたいのに、ホッとできない。こんなことが
ずっと続きます。つまり肉体と共に精神もかなり鍛えられます。
酸素は地上の3分の2しかないので、体力的にも限界への挑戦です。
少し歩くと、呼吸が粗くなります。
9合目から上、なんだか雲に包まれているようで、雲の中に入って行きます。

やっと、やっと、やっと、山頂の鳥居です。ここを過ぎれば、頂上です~。
ほとんど寝ていないので、体調も限界に近く、途中、登山中に立ったまま
眠ってしまい、金剛杖に激突、転倒。杖にぶつかって唇が切れました。泣笑
歩いている時はいいんですけど、雲がかかって、なおかつ人が多くて渋滞で
動きが止まった時が要注意です。
歩きながら、立ち寝。会議中や講演会の途中でよくある現象、居眠り。
富士登山では、これ、結構危険です。
そんなことを繰り返しながら、いよいよ鳥居を過ぎて富士山頂!

なんとかやって来ました。感無量。
実は今年、右足の親指の爪が割れていまして、瞬間接着剤を
1週間塗り重ねて、爪を固めて来ました。
膝の痛みは、テーピングとサポーター、インドメタシン(消炎鎮痛剤)で
なんとか無事に登頂。
頂上は雲に覆われていて、突風でしたが、先ずは奥宮にお参り。
そして、やらなくてはいけないことは、しっかりとさせて頂きました。

さて、登りきったら、あとは下山です。
先に別れた2人とは、5合目で待ち合わせ。結局ほとんど単独登山です~。
でも、私の場合、結局、こうなるのかも知れませんね。
頂上の突風、雲も9合目以下ではカラッと晴れ、ご覧の通りの景色に囲まれ
下山します。富士宮口と違って、下山専用道があるのは、いいですね。

こんな風に、雲にまぎれていろいろ現れて来ました。
4時間ほど下って、5合目で3人合流して、無事下山。めでたしめでたし。
あとで聞いたんですが、この日、たくさんの人がご来光を目指して夜明け前に
頂上へ登ったんですが、なんと、山頂ではご来光は見えなかったらしいんです。
たまたま山頂行きをあきらめて9合目から見たご来光は、奇跡だったようですね。
9合目から見たご来光時、大自然と東の空は、欲や金、物に囚われた人間の、
本質を忘れた想念の影を映し出していました。
ご来光が現れる前に、東の空に雲の富士山が現れ、その上に笠雲がかかって
いました。その雲の絵図は、この日の富士にも反映されていました。
私たちが、本当に立ち返らなければいけない、想いの世界、そしていつまでたっても
気付けない人間に対して、この地球の波動を正しい源に戻すべく、立て替え立て直し
があることを、大自然は語っていました。
そして、祈りとともに、富士の空には、この日、虹が立ったのでした。
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2009'08.30 (Sun)
コノハナサクヤヒメが現れた

ご来光を目にし、まどろむような意識の中、ご来光に意識を集中します。
すると、ご来光は、その色を黄金色に変え、まばゆいばかりの光と、
独等の神聖な空気を醸(かも)し出しました。
ひふみ よいむなや こともちろらね
しきる ゆゐつわぬ そをたはくめか
うおえ にさりへて のますあせゑほれけん。

そのご来光に重なるように、両手を広げて舞い降りる、コノハナサクヤヒメの
お姿が現れました。
『古事記』では木花之佐久夜毘売、『日本書紀』では木花開耶姫、他にも
木花咲耶姫など、その表現はいろいろですが、ここでは、コノハナサクヤヒメ
と表記します。
富士という山は、不思議なエネルギーに包まれているご神域ですが、
改めてその偉力を感じさせられます。
ひと、ふた、み、よ、いつ、むゆ、なな、や、ここのたり。
ひと、ふた、み、よ、いつ、むゆ、なな、や、ここのたり。
いよいよ最終、なんとしても登りきらなければなりません。
あと1合で、山頂です。
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2009'08.29 (Sat)
夜間登山 9合目からのご来光

深夜1時、3200M、8合目白雲荘を出発、深夜なのに、たくさんの人が
山頂を目指して登っています。
睡眠も取らずに、徹夜で山頂まで登るのは、さすがに無謀ですね~。
我ながらそう思いますが、もうしょうがありません。
8合目を過ぎ、振り返って下を見ると、延々と登山者の列が光って見えます。

夕方には、木星が一番星として大きく輝いていましたが、この時間、プレアデスが
美しくその姿を見せ、私たちの後ろから光を注いでいます。
オリオン座が地平線から上がって来る頃、私たち3人はふたつの道に分かれました。
というのは、やはり、一睡もしなかった私は、体力の限界を感じ、途中、本8合目の
山小屋の外のベンチで、少し休むことにしたのです。
ただでさえ人が多く、登山道の合流もあり、渋滞も予測される9合目から上。
2人は、私と離れて先に山頂を目指すことに。
ここから、また、単独登山になりました。少し休んだ私は、体調も回復し、また
少しずつ上を目指して上がって行きました。
しかし、ひとりになったこともあって、今年は、山頂に行かず、9合目からご来光を
見ることにしました。体力的にも時間的にも、ベストな選択をしようと思ったのです。

すでに気温は10℃を切る、深夜の富士。寒い風が吹いてきます。
ちょうど、ご来光を拝むには良い場所があり、そこに座って夜明けを待ちます。
腰を落ち着けて、ご来光の方向、東を向いて撮った写真には、たまゆらが
写っていました。
ここでうっすらと夜が明けるのを待ちます。
眼下には地上の山々が雲海の中から顔を出し、なんだか高天原を見るようです。
神々しい光が、富士山と周辺の景色を照らし始めました。

そして午前5時を過ぎたころ、美しい太陽が顔を出しました。ご来光です。
霊峰富士から見るご来光は、やはり下界とはひと味もふた味も違います。
今年は特に、そのエネルギーの変化はめまぐるしく、ご来光の瞬間には
私たち人類に対する、おおいなるメッセージが現れていました。

しばし、ご来光に没頭。しかし、まだまだ山頂まで、渋滞を越えて登る行が
残されています。
まずは、この美しさを身体いっぱいに受けてエネルギーを補給し、いよいよ
山頂を目指します。
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2009'08.28 (Fri)
8合目、限界への挑戦

本七合目の鳥居をくぐるともう夕方が近くなって来ました。
まだまだ今回予定している八合目の山小屋までは時間があります。

ごつごつとした溶岩の岩肌をつかみながら歩くような道なき道。
吉田口は、道が整備されているものの、どのルートから登っても、
溶岩道は富士山ならではのお決まりです。

途中、影富士や夕焼けを見ながら夜間登山に備えます。
そこから2時間、やっとのことで8合目。太子館は標高3100M。

いよいよ周囲は薄闇に包まれ、ヘッドライト登場、夜間登山開始。

富士八合目から上は、浅間大社のご神体であり、まさに神界。
ここからが登山者にとっては心臓破りの佳境でもあります。
白雲荘に到着いたのは夜8時。
長かったな~。かなり上がって来たけれど、まだ標高3200M。
山小屋について、明日のご来光を目指すのなら夜9時には就寝、
12時半には起床して深夜1時には山小屋を出発しなければなりません。
山頂でのご来光は5時。
しかし、今年も私は一睡も出来ませんでした。
どうも霊気の高いところで食事をすると、合わないらしいのです。
これは去年も同じでした。
来年以降、もし富士に登るのであれば、8合目から上での食事は抜きに
したいと思います。
あ、これは私だけに限ったことで、体調管理のためです。
ということで山小屋についたものの寝床には入らず、ずっと広間の端で
ひとり座っているうちに11時、12時、あ、もう1時。
ということは、ここから山頂まで、一睡もせずに上がるんですね? はい。
そのために今年は金剛杖も買ってきたでしょう? はい。
では行きましょうか。
ただでさえ9合目から頂上までは、ルートが須走口と合流、ふたつのルートが
ひとつになりますから、ご来光前の人渋滞は普通。
さて、金剛杖にじゅわ~~っと焼印を押し、8合目白雲荘をいざ出発。
まだこの時点では、3名揃って山頂へ向けて出発したのでした。
この時点では?ということは、ここからどうなるんでしょうね??
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