2009'08.30 (Sun)
コノハナサクヤヒメが現れた

ご来光を目にし、まどろむような意識の中、ご来光に意識を集中します。
すると、ご来光は、その色を黄金色に変え、まばゆいばかりの光と、
独等の神聖な空気を醸(かも)し出しました。
ひふみ よいむなや こともちろらね
しきる ゆゐつわぬ そをたはくめか
うおえ にさりへて のますあせゑほれけん。

そのご来光に重なるように、両手を広げて舞い降りる、コノハナサクヤヒメの
お姿が現れました。
『古事記』では木花之佐久夜毘売、『日本書紀』では木花開耶姫、他にも
木花咲耶姫など、その表現はいろいろですが、ここでは、コノハナサクヤヒメ
と表記します。
富士という山は、不思議なエネルギーに包まれているご神域ですが、
改めてその偉力を感じさせられます。
ひと、ふた、み、よ、いつ、むゆ、なな、や、ここのたり。
ひと、ふた、み、よ、いつ、むゆ、なな、や、ここのたり。
いよいよ最終、なんとしても登りきらなければなりません。
あと1合で、山頂です。
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2009'08.29 (Sat)
夜間登山 9合目からのご来光

深夜1時、3200M、8合目白雲荘を出発、深夜なのに、たくさんの人が
山頂を目指して登っています。
睡眠も取らずに、徹夜で山頂まで登るのは、さすがに無謀ですね~。
我ながらそう思いますが、もうしょうがありません。
8合目を過ぎ、振り返って下を見ると、延々と登山者の列が光って見えます。

夕方には、木星が一番星として大きく輝いていましたが、この時間、プレアデスが
美しくその姿を見せ、私たちの後ろから光を注いでいます。
オリオン座が地平線から上がって来る頃、私たち3人はふたつの道に分かれました。
というのは、やはり、一睡もしなかった私は、体力の限界を感じ、途中、本8合目の
山小屋の外のベンチで、少し休むことにしたのです。
ただでさえ人が多く、登山道の合流もあり、渋滞も予測される9合目から上。
2人は、私と離れて先に山頂を目指すことに。
ここから、また、単独登山になりました。少し休んだ私は、体調も回復し、また
少しずつ上を目指して上がって行きました。
しかし、ひとりになったこともあって、今年は、山頂に行かず、9合目からご来光を
見ることにしました。体力的にも時間的にも、ベストな選択をしようと思ったのです。

すでに気温は10℃を切る、深夜の富士。寒い風が吹いてきます。
ちょうど、ご来光を拝むには良い場所があり、そこに座って夜明けを待ちます。
腰を落ち着けて、ご来光の方向、東を向いて撮った写真には、たまゆらが
写っていました。
ここでうっすらと夜が明けるのを待ちます。
眼下には地上の山々が雲海の中から顔を出し、なんだか高天原を見るようです。
神々しい光が、富士山と周辺の景色を照らし始めました。

そして午前5時を過ぎたころ、美しい太陽が顔を出しました。ご来光です。
霊峰富士から見るご来光は、やはり下界とはひと味もふた味も違います。
今年は特に、そのエネルギーの変化はめまぐるしく、ご来光の瞬間には
私たち人類に対する、おおいなるメッセージが現れていました。

しばし、ご来光に没頭。しかし、まだまだ山頂まで、渋滞を越えて登る行が
残されています。
まずは、この美しさを身体いっぱいに受けてエネルギーを補給し、いよいよ
山頂を目指します。
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2009'08.28 (Fri)
8合目、限界への挑戦

本七合目の鳥居をくぐるともう夕方が近くなって来ました。
まだまだ今回予定している八合目の山小屋までは時間があります。

ごつごつとした溶岩の岩肌をつかみながら歩くような道なき道。
吉田口は、道が整備されているものの、どのルートから登っても、
溶岩道は富士山ならではのお決まりです。

途中、影富士や夕焼けを見ながら夜間登山に備えます。
そこから2時間、やっとのことで8合目。太子館は標高3100M。

いよいよ周囲は薄闇に包まれ、ヘッドライト登場、夜間登山開始。

富士八合目から上は、浅間大社のご神体であり、まさに神界。
ここからが登山者にとっては心臓破りの佳境でもあります。
白雲荘に到着いたのは夜8時。
長かったな~。かなり上がって来たけれど、まだ標高3200M。
山小屋について、明日のご来光を目指すのなら夜9時には就寝、
12時半には起床して深夜1時には山小屋を出発しなければなりません。
山頂でのご来光は5時。
しかし、今年も私は一睡も出来ませんでした。
どうも霊気の高いところで食事をすると、合わないらしいのです。
これは去年も同じでした。
来年以降、もし富士に登るのであれば、8合目から上での食事は抜きに
したいと思います。
あ、これは私だけに限ったことで、体調管理のためです。
ということで山小屋についたものの寝床には入らず、ずっと広間の端で
ひとり座っているうちに11時、12時、あ、もう1時。
ということは、ここから山頂まで、一睡もせずに上がるんですね? はい。
そのために今年は金剛杖も買ってきたでしょう? はい。
では行きましょうか。
ただでさえ9合目から頂上までは、ルートが須走口と合流、ふたつのルートが
ひとつになりますから、ご来光前の人渋滞は普通。
さて、金剛杖にじゅわ~~っと焼印を押し、8合目白雲荘をいざ出発。
まだこの時点では、3名揃って山頂へ向けて出発したのでした。
この時点では?ということは、ここからどうなるんでしょうね??
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2009'08.28 (Fri)
雲のトンネルを抜け、7合目へ

まずは、ほんの少し緑の中を抜けて行きます。五合目から六合目は
まだまだ緑が豊かです。
霊峰富士に咲く草木は、いったいどんな気分なんでしょう?
一生、富士に根を張っているなんて、すごいな~、とか思いながら。

富士では、いきなり雲の中に入ることも珍しくありません。
というか、下から雲がもわ~っと一気にやって来ます。
もう既に五合目で標高は2350メートル、酸素濃度は下界と比べると
薄くなっています。身体を高度順応させるために、ゆっくりと歩きます。
7合目くらいからは、草木もめっきり減り、だんだん岩肌が露出して来て、
少しずつ砂漠みたいな感じになって行きます。

まだまだ出発したばかり。とにかく今回の吉田口は人が多く、渋滞が
予測されます。この調子だと8合目に着くのは夕暮れ時ですね~。

まだまだ先は長いですが、身体を高度順応させながら、ゆっくりと歩を進めます。
富士登山道は、コースを間違えないように色分けされていて、吉田口のカラーは
黄色です。その他、須走口は赤、御殿場口が緑、富士宮口が青となっています。
看板を見て、改めて今から向かうべき場所と、これからの道程の厳しさを感じ、
身を引き締めて一歩一歩登って行きます。
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2009'08.26 (Wed)
吉田口5合目、小御嶽神社
昨年の富士宮口は静岡県側でしたが、今回は山梨県側からの登頂です。
富士山スカイラインで五合目までバスで上がります。
一番人気のコースとあって、人、人、人。
ここ五合目が一般的な富士登山のスタートです。もうすでに雲の上。

昨年は、単独登山でしたが、今年はひょんなことから江ノ島で出会った
3人組で登ることになりました。
吉田口は、麓の富士北口浅間神社が一合目。
そこから山頂まで続いているのが吉田口ルートです。
丑寅(艮・うしとら)から山頂へと開いていくコース。

五合目には、小御嶽(こみたけ)神社があります。
富士山が富士となる前には、小御嶽だったという言い伝えもあります。

まずはスタートラインに立てたことを感謝し、参拝。
今年は、昨年よりハードな登山になることは目に見えていたので、
いよいよ山頂へと向かう準備をし、心を整えます。

実は、昨年2008年の富士登山の時も、ストック(杖)を持って行ったのですが、
そのストックは江ノ島、江島神社の参道で手に入れたものです。
富士へは、今年もそのストックを持って行ったのですが、今年は金剛杖で
上がれ、とのことで、五合目で金剛杖(こんごうつえ=富士登山では
おなじみの、自然木で作られた八角形の杖)を買いました。

では、ひんやりと涼やかな富士霊場の空気に包まれ、金剛杖の鈴の音に守られて、
いよいよ登山道を先へと向かいます。
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