2009'09.01 (Tue)
登頂成功、そして夜明けの意味するもの
富士に100回以上登ったことのあるベテランでも、「富士は何度も登ったから
楽になる、ということは絶対にない」 というほど、やはり大変な山なんです。
まさに日本一!霊峰富士。
あそこが頂上か~、と思えばまだ八合目。
次が頂上か~、と思えば、まだ本八合目。
あれこそ頂上か!! と思えば、九合目。
そんなこんなの繰り返し。
頂上が見えない上に、ホッとしたいのに、ホッとできない。こんなことが
ずっと続きます。つまり肉体と共に精神もかなり鍛えられます。
酸素は地上の3分の2しかないので、体力的にも限界への挑戦です。
少し歩くと、呼吸が粗くなります。
9合目から上、なんだか雲に包まれているようで、雲の中に入って行きます。
やっと、やっと、やっと、山頂の鳥居です。ここを過ぎれば、頂上です~。
ほとんど寝ていないので、体調も限界に近く、途中、登山中に立ったまま
眠ってしまい、金剛杖に激突、転倒。杖にぶつかって唇が切れました。泣笑
歩いている時はいいんですけど、雲がかかって、なおかつ人が多くて渋滞で
動きが止まった時が要注意です。
歩きながら、立ち寝。会議中や講演会の途中でよくある現象、居眠り。
富士登山では、これ、結構危険です。
そんなことを繰り返しながら、いよいよ鳥居を過ぎて富士山頂!
なんとかやって来ました。感無量。
実は今年、右足の親指の爪が割れていまして、瞬間接着剤を
1週間塗り重ねて、爪を固めて来ました。
膝の痛みは、テーピングとサポーター、インドメタシン(消炎鎮痛剤)で
なんとか無事に登頂。
頂上は雲に覆われていて、突風でしたが、先ずは奥宮にお参り。
そして、やらなくてはいけないことは、しっかりとさせて頂きました。
さて、登りきったら、あとは下山です。
先に別れた2人とは、5合目で待ち合わせ。結局ほとんど単独登山です~。
でも、私の場合、結局、こうなるのかも知れませんね。
頂上の突風、雲も9合目以下ではカラッと晴れ、ご覧の通りの景色に囲まれ
下山します。富士宮口と違って、下山専用道があるのは、いいですね。
こんな風に、雲にまぎれていろいろ現れて来ました。
4時間ほど下って、5合目で3人合流して、無事下山。めでたしめでたし。
あとで聞いたんですが、この日、たくさんの人がご来光を目指して夜明け前に
頂上へ登ったんですが、なんと、山頂ではご来光は見えなかったらしいんです。
たまたま山頂行きをあきらめて9合目から見たご来光は、奇跡だったようですね。
9合目から見たご来光時、大自然と東の空は、欲や金、物に囚われた人間の、
本質を忘れた想念の影を映し出していました。
ご来光が現れる前に、東の空に雲の富士山が現れ、その上に笠雲がかかって
いました。その雲の絵図は、この日の富士にも反映されていました。
私たちが、本当に立ち返らなければいけない、想いの世界、そしていつまでたっても
気付けない人間に対して、この地球の波動を正しい源に戻すべく、立て替え立て直し
があることを、大自然は語っていました。
そして、祈りとともに、富士の空には、この日、虹が立ったのでした。
今日もご覧いただき、ありがとうございます。
訪れて頂いたみなさんに幸せの光が降り注ぎますように。
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