2010'10.25 (Mon)
諏訪の依代 御柱(おんばしら)

訪れた日の諏訪の空。
諏訪大社を全国的に有名にしているのは、なんと言っても 御柱祭 ですね。
御柱HPによると、
信州・諏訪大社では七年に一度の寅と申の年に宝殿を新築し、社殿の四隅にある
モミの大木を建て替える祭りを行います。この祭りを「式年造営御柱大祭」、
通称「御柱祭」と呼び、諏訪地方の6市町村21万人の氏子がこぞって参加する
天下の大祭です。
諏訪大社は上社と下社に分かれ、諏訪市に上社本宮、茅野市に上社前宮があり、
下諏訪町に下社春宮と下社秋宮があります。祭神として建御名方神と八坂刀売神
を祀り、東国第一の軍神として坂上田村麻呂や源頼朝、武田信玄、徳川家康らの
崇敬を集めました。現在では全国に1万社以上の分社があるといわれています。
御柱祭がいつから行われているのか定かではありませんが、室町時代の『諏方大明神
画詞』という記録に、平安初期の桓武天皇(781~806)の時代に「寅・申の干支に当社
造営あり」とあるのが最初の記録で、起源はさらに遡るともいわれています。
祭りでは、長さ約17m、直径1m余り、重さ10トンを超える巨木を山から切り出し、
人力のみで各神社までの道中を曳いて、最後に社殿を囲むように四隅に建てます。
柱を山から里へと曳き出す「山出し」が4月に、神社までの道中を曳き、御柱を
各社殿四隅に建てる「里曳き」が5月に、上社・下社それぞれで行われます。
諏訪の人々は氏子として全精力を注いで16本(4社×4本)の柱を地区ごとに担当する
のです。秋には諏訪地方の各地区にある神社(小宮)でも御柱祭が行われるため、
一年を通して盛り上がります。
とあります。
御柱は4つの宮に各4本ずつ、全部で16本。この諏訪大社上社前宮 にも4本の御柱が
あります。

前宮一之御柱。
神社本殿を囲むように、周辺の四隅に、各1本ずつ御柱が立てられます。
一之御柱は本殿に向かって右手前の角。直径1.2m、高さ17m。

前宮二之御柱。
同じ大きさの御柱。本殿に向かって左前の角。

前宮三之御柱。
本殿に向かって左奥の角。

前宮四之御柱。
本殿に向かって、右奥の角。
4本の御柱は、神社の結界を作ると同時に、神の降りる依り代でもあり、
諏訪大社のパワーの源を感じることができます。
テレビなどでは良く見るものの、こんな風に神社の四隅に建てられて
いるというのを知っている人は意外と少ないですね。
今日もご覧いただき、ありがとうございます。
訪れて頂いたみなさんに幸せの光が降り注ぎますように。
下記のランキングに参加しています。
皆さんの1クリックがこのblogのエネルギーになり、次の記事へとつながります。^o^








こころより感謝いたします。ありがとうございます。 m(_ _)m
- 関連記事
-
- ★信濃國一之宮 諏訪大社 4社参り(後編)
- ★信濃國一之宮 諏訪大社 4社参り(前編)
- 諏訪の依代 御柱(おんばしら)
- 夢に現れた諏訪大社を訪れて
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
ありがとうございます。
御柱祭、7年に1度の壮大なお祭り、ご神事ですね。
こういった祭りを大切にして行くことが大切なんですね。