2011'05.26 (Thu)
6月2日の木星・火星・金星・水星そして【日食】

6月2日の明け方、北海道から北陸の一部で部分日食となります。
この6月は2日の日食と、16日の月食が天文現象のふたつの大きなピークです。
今回の日食で、最も大きく欠けるのは北海道の最北端稚内で、それより南では
朝の4~5時台にかけて、わずかに欠けているかいないかぐらいの太陽が見られます。
今回の日食は、北極圏から北東アジア、北アメリカ大陸北部で見られ、最大食は
ロシアのバレンツ海沿岸部付近となります。

日本では島根、鳥取、福井県若狭湾沿岸部から北が日食の起こる地域で、これより
北側の地域でしか日食は見ることができません。
この図では、3:50~5:30までの日食太陽と、3:50~4:20までの金星の位置を
それぞれ10分刻みで表示しています。
午前1:58、東北東の方角から木星が上がって来ます。明るく目立つのでわかります。
午前2:34、木星を追いかけるように、火星が上がって来ます。
その直後午前2:51、金星が上がって来ます。明けの明星で、かなり明るいです。
そして3:12、水星が上がって来ます。太陽に近くて、わかりにくいです。
そして、3:46、(月と一緒に)太陽が上がって来ます。
つまり、日食とは、新月でもあります。新月の月が太陽を隠すのです。
日食とは、太陽と、月と、地球が一直線に直列している現象です。
※時刻は北海道稚内市付近を基準にしていますので、地方によって若干の
変化があります。
また欠け方も日本で見られるのはほんの少しだけなので、その話題性よりも、
実際の観測は難しいものとなりそうです。
ただ、日食がこの地球上で起こっていることは間違いない特別な天文現象なので、
しっかりとその現象を心に留め、太陽と月、地球が一直線に並んでいる状況を
イメージして、磁場の変化を意識的に受け止めるようにしましょう。
この新月の次の満月は、日本でも見られる皆既月食になります。
皆既月食は6月16日の満月と同時に起こります。
6月2日の日食は、太陽と地球の真ん中に月が入り直列する現象。
また、6月16日の皆既月食は、太陽と月の間に地球が入り、地球の影が月を隠す
現象になります。
6月2日の日食の前後には、太陽系の惑星直列が多く続きますので、少し注意深く
見守るようにした方が良いでしょう。
6月の全惑星直列現象については、エターナルワールドでどうぞ。
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■6月の惑星直列現象(6月1日公開予定)
■やはり阿蘇山が噴火した(4月13日の記事と合わせて読んで下さいね)
■6月から7月にかけては今年最大の山場?
■その時期に起こる6500万年振りの現象とは
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タグ : 日食
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